- 作者: 篠田航一,宮川裕章
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2016/09/13
- メディア: 単行本
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ちなみに、プロローグはこのジョーク:ズバリ! 各国の国民性を的確に表した『沈没船ジョーク』とは? | Pouch[ポーチ]で始まってた。でも言うほど変わらない、というのが筆者(篠田)の印象だが、信号に関しては違いがあるらしい。ドイツ人が赤信号を渡る日はくるのか? 罰金廃止の動きも - WSJ と パリこれ
そえばドイツは、脱原発に舵を切ったんだったね。もちろん、いろいろ問題点もあるようだが。脱原子力を選択したドイツの現状と課題(熊谷徹)|ポリタス 原発“新設”の是非
本書によれば、wikipedia:アンゲラ・メルケルは、(Wikipedia に書いてあるような)「鉄のお嬢さん」というよりは、
良くも悪くも「あれほど変わり身の早い政治家はいない」
だそうだ。
そもそもwikipedia:東日本大震災後にドイツで開かれた「安定したエネルギー供給のための倫理委員会」には、(倫理委員会だから)原子力産業の人は入っていないんだってね。日本なら、「…有識者会議」とかいうのを開いて結論をねじり出すんでしょうが。
北海道の窓がwikipedia:二重窓というのはもはや常識だと思うけど、ドイツの窓は三重窓だそうだ。ドイツの窓はすごい機能付き | ガラス屋のブログ プリズム 窓ガラス119
原発は、wikipedia:自由市場ではなく国家が介入する「国家市場*1」だそうだ。
フランスでも、wikipedia:放射性廃棄物の最終処分場に関する討論会は、合意形成のためというよりは、法的な義務で行われているにすぎない、とのこと。最初は試験施設だったのに、いつの間にか最終処分場になったりするんだってね。
核融合も、wikipedia:ITERの計画が動き出してはいるけど(その後はwikipedia:en:DEMOというんだそうだ)、そもそも核融合自体が大きな賭け、だそうだ。
という訳で、このエネルギー問題という奴は困ったもんだねぇ。オラ、もうレッドカード食らった身ですから、ほとんど何もできませんがorz せいぜいこうやって本読んで記事書き散らすくらい。
ちなみに、今ググったらこんなんヒットした(多分ケータイで書いた記事だから、PCだと読みづらいけどorz)。「原発産業の後は、脱原発産業」 (毎日新聞記事、ドイツ「脱原発の風景」) - 村野瀬玲奈の秘書課広報室
*1:「つまるところ、自由に放任しては採算上、成り立たないかもしれない市場を、国家が強力に介入して支えるシステム」とのこと。