- 作者: デビッド・クアメン,西原智昭(解説),山本光伸
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2015/01/09
- メディア: 単行本
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すべての出発点は、これなんだって。
エボラはwikipedia:人獣共通感染症である。
だから、ヒトにしか感染しないwikipedia:天然痘ウイルスは撲滅できた(ことになってる?)けど、エボラなどを根絶するのは事実上無理っぽい(wikipedia:狂犬病ですら撲滅できてないのに、野生動物も含め全ての動物にワクチンを打つ、とかいうのは無理だから)。
物理屋崩れの狂人は、この文章に反応した。
波動説対粒子説は解決可能な二項対立ではなく、どちらか一方が正しいとは言えない二重性があり、両者の対立は少なくともそれぞれの異なる観測方法が生み出した人為的現象であることが、量子力学によって説明された。
また、こんな表現も。
我々人間は大量に生息しており、どこにでも出しゃばって入り込んでゆく
だから、例えば木材についてもちゃんとFSC認証されたものを使いましょう、というのが最後の解説に書いてあったこと。
あと、訳者あとがきの最後の言葉がイカしてたので、デジタル書き抜き。
人間とは、どう考えても哀しい生き物である。(中略)必敗を覚悟で生きていかなければならない。
つまり、人間の致死率は100%であるということ。
*1:本書では、患者の半数以上は出血しない、と語られていたが。WHOも今はエボラウイルス病と呼んでいるんだとか。この辺?:エボラウィルス病 背景と要約