た-くんの狂人日記

最近はほぼ読書日記

佐藤優さん、神は本当に存在するのですか?

まぁ対談本だから、ななめ読みでえぇか、と(もともとななめ読みするつもりで借りてきた)。
Wikipedia では、こんな項目がある。wikipedia:普遍論争
佐藤さんによると、キリスト教は「不合理故に我信ず」だそうだ。
また(冗談交じりに)人間も哺乳類だから、基本、女の言うことは絶対です、とのこと。オラ、(今は)女性と縁がないから、真偽のほどは知ーらないっと。
フランスが理屈の国、というのはよく目にするけど、一方でアメリカはwikipedia:ユニテリアン主義が国教だそうだ。
神学の世界には、wikipedia:Q資料なんてーのもあるんだって。
対談の時期にwikipedia:小保方晴子の話題があったんだろうなぁ、ある節の見出しは「オボちゃんは錬金術師か?」だったorz もっとも神学的な立場からすると、科学的なものはすべて魔術に見えるそうで。
あと、竹内氏が昔訳したという
農業は人類の原罪である (進化論の現在)

農業は人類の原罪である (進化論の現在)

も図書館で見てみたけど、古いし薄かったorz もう一冊、商品検索でヒットした
食糧と人類 ―飢餓を克服した大増産の文明史

食糧と人類 ―飢餓を克服した大増産の文明史

は(長期?)貸し出し中orz

個人だったらまだ悪いことをしているというリアリティを感じられるけれども、集団になると、悪事を働いている自覚が希薄になるから、巨悪を行ってしまう。

『聖書』には、到底できないことを基準として掲げることによって、全員がそれを守れない罪びとであることを認識させる

(アンケートに答えた欧米の国々では)どの国でも、あるいは時代が変わっても完全に生涯にわたり男性同性愛者だという人の割合は約4%だった(女性同性愛者の割合は2%以下)。

最終的には、佐藤さんがwikipedia:フォイエルバッハの「神学の秘密は人間学である」という言葉を持ち出し、神学にしろ生物学にしろ結局人間について考えているんですよ、というところで議論が一致合意に達していた。物理屋崩れの門外漢としては、さよでっか、としか言えませんなぁorz