た-くんの狂人日記

最近はほぼ読書日記

アリストテレスの人生相談

アリストテレスの人生相談

アリストテレスの人生相談

当然のことながら人生相談は常人が対象ゆえ、やっぱり人生相談は狂人向きじゃないんだよね。
どうせ狂人向けじゃないんなら、この前見かけた本に借り換えようかなぁ、と。
まぁでも読んだ範囲でもそれなりに面白かった。
wikipedia:ソクラテスwikipedia:プラトンwikipedia:アリストテレスギリシャ三大巨星だそうだ(師弟関係はプラトンの項参照)。
で、アリストテレスの哲学は「いわば科学的哲学」で、「理想主義的な現実主義」だそうだ。
wikipedia:アリストテレスに書いてあるけど、アリストテレスの著書として有名なwikipedia:ニコマコス倫理学に出てくる「ニコマコス」って、息子の名であり父の名でもあるんだってね…ググってみたら、現代日本にはこんなこと言ってる方もいらっしゃるようだが。http://wooris.jp/archives/52423 ま、関係ネー。
で、その人生哲学の核心は「人間は善き生き方をすることによって幸福になる/人間は本来、幸福になるべき」だそうだ。
また、「富が有用なのは富以外のもののため」とも。また、「知>名誉>快楽」「知的生活>公共的生活>享楽的生活」だそうだ。やまいだれがついたチ(痴的生活)はどこに来るかな?
こんな人もいるんだとか。wikipedia:ディオゲネス (犬儒学派)
もうちょっと読んだら、また興味深いことが書いてあった。「知」には学知*1と直知*2とがあって、この双方を合わせたものが智恵だそうだ。
そえば別な本で見かけたんだけど、アリストテレスの産み分け法なんてあるらしいんだよね。産み分けの基礎知識〜産み分けの前に〜
んなとこで。

*1:自然の法則のようなものを厳密に探究する知識。

*2:原理を把握するための直感的な知。