た-くんの狂人日記

最近はほぼ読書日記

ありえない生きもの

ありえない生きもの―生命の概念をくつがえす生物は存在するか?

ありえない生きもの―生命の概念をくつがえす生物は存在するか?

HONZ にあった訳者あとがき:『ありえない生きもの 生命の概念をくつがえす生物は存在するか?』 - HONZ
「生きもの」というから生物学の話か、と思ったら、本書で言う「ありえない生きもの(奇想天外生物)」は

地球の全生物の共通祖先(LUCA)の子孫でない生物

だそうで、必然的?に宇宙にも目を向ける以上、wikipedia:宇宙論の話も出てくるから?、最後の方はついてけませんでしたorz
そもそも(現在)生物学には九つ

  1. 解剖学
  2. 分類学
  3. 生理学
  4. 生化学
  5. 分子生物学
  6. 生態学
  7. 行動学
  8. 発生学
  9. 進化生物学

の専門分野があるそうで、「生物」の定義*1も分野間によって多少異なるらしい。
物理屋wikipedia:カイラリティっていうけど、化学の世界ではwikipedia:キラリティーになるんだ。
いずれにしろ、本書でいう「生物」はwikipedia:古細菌wikipedia:真正細菌バクテリア)も含み、極限環境生物の大半はこれになるから、「生きもの」という語に惹かれて読むと、正直期待外れになるでしょうorz ま、表紙に"WIRED LIFE"の文字も見えるから、英語力を向上させてそういう勘違いを防ぐべきなんでしょうなぁ。でも、オラの現在の環境では英語はほぼ無縁orz
あ、そうだ。もう一個書き忘れ。

理論物理学者は、ある現象の詳細よりも、それらが示す根本原理の方に興味をもつ傾向がある。

ま、そうでしょうな。

その他、図書館で読みかけた本:

*1:哲学専攻の学生に聞けば、「見ればわかる」と答えるそうだが。