- 作者: デイヴィッド・デステノ,寺町朋子
- 出版社/メーカー: 白揚社
- 発売日: 2015/11/17
- メディア: 単行本
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なんか各章の末尾に「この章の要点」という節もあるから、急ぐ人はそこだけ読んでも良いね。
本書のテーマは、人の誠実さは状況によって変わる
ということだそうで、結局、どんな場合にも信頼できる聖人君子も、また逆に信頼に値しない極悪人もいない、ということのようだ。
誰か*1を信頼することは、一種の賭けなのだ。
「プロテウス効果」というのもあるんだって。人間心理とリスク
最後のまとめをデジタル書き抜きすると、信頼のルールは、
- 人を信頼するのはリスキーだ。しかし信頼は不可欠なもので、役に立ち、大きな力も発揮する。
- 信頼は、人生のほぼすべての事柄にかかわってくる
- 評判ではなく動機を調べよう
- 直観に注意を払おう*2
- 錯覚の恩恵を理解しよう。
- 信頼をボトムアップで育もう。
ということだそうです。
あと、(アメリカでは)こんなロボットも有名だとか*3。
まぁでも、こういうのは日本の土壇場独擅場ですな。
*1:ここで言う「誰か」とは他人に限らず、将来の自分自身も含む。
*2:要するに理性と直感のバランスが大事らしい。(自称)ロゴスの狂人としては、またもや理性が敗北したのは悲しいが。オラの直感は外れることが多いしorz
*3:そうえば、[読書]どうすれば「人」を創れるか、など - たーくんの狂人日記に出てきたかも(そのうち図書館で確かめてきます)。