た-くんの狂人日記

最近はほぼ読書日記

信頼はなぜ裏切られるのか

信頼はなぜ裏切られるのか―無意識の科学が明かす真実

信頼はなぜ裏切られるのか―無意識の科学が明かす真実

HONZ にあった訳者あとがき:『信頼はなぜ裏切られるのか―無意識の科学が明かす真実』 - HONZ
なんか各章の末尾に「この章の要点」という節もあるから、急ぐ人はそこだけ読んでも良いね。

本書のテーマは、人の誠実さは状況によって変わる

ということだそうで、結局、どんな場合にも信頼できる聖人君子も、また逆に信頼に値しない極悪人もいない、ということのようだ。

誰か*1を信頼することは、一種の賭けなのだ。

「プロテウス効果」というのもあるんだって。人間心理とリスク
最後のまとめをデジタル書き抜きすると、信頼のルールは、

  1. 人を信頼するのはリスキーだ。しかし信頼は不可欠なもので、役に立ち、大きな力も発揮する。
  2. 信頼は、人生のほぼすべての事柄にかかわってくる
  3. 評判ではなく動機を調べよう
  4. 直観に注意を払おう*2
  5. 錯覚の恩恵を理解しよう。
  6. 信頼をボトムアップで育もう。

ということだそうです。
あと、(アメリカでは)こんなロボットも有名だとか*3

まぁでも、こういうのは日本の土壇場独擅場ですな。

*1:ここで言う「誰か」とは他人に限らず、将来の自分自身も含む。

*2:要するに理性と直感のバランスが大事らしい。(自称)ロゴスの狂人としては、またもや理性が敗北したのは悲しいが。オラの直感は外れることが多いしorz

*3:そうえば、[読書]どうすれば「人」を創れるか、など - たーくんの狂人日記に出てきたかも(そのうち図書館で確かめてきます)。