た-くんの狂人日記

最近はほぼ読書日記

市場は物理法則で動く

図書館の新着本から選んだ(はず)。

市場は物理法則で動く―経済学は物理学によってどう生まれ変わるのか?

市場は物理法則で動く―経済学は物理学によってどう生まれ変わるのか?

wikipedia:経済物理学のお話でしょうか。

均衡*1という概念への古くさいこだわりを捨て、非平衡*2系の科学に基づいた概念を採用することが非常に重要だ

と考えているそうだ。ま、それはそうなんだろうけど、そういう単純な系から多体系への境い目の辺りは、僕はちゃんと勉強する前にレッドカード食らいましたので、詳しいコメントはできませんorz
wikipedia:デリバティブは、本書では

その価値を他のもの(ここではwikipedia:S&P 500の価値)から導き出す*3商品のことだ

と説明されていた。でも手を出す前に、この辺:やさしいデリバティブ|知るぽると見て勉強した方が良さそう。
こんなゲームもあったとか。wikipedia:Plants vs. Zombies
wikipedia:厚生経済学の基本定理なんてーのもあって、西洋資本主義の基礎だそうだ。
Wikipedia にも書いてあったけど、wikipedia:ギルバート・ケイス・チェスタートン

「狂人とは理性を失った人のことではない。狂人とは理性以外のあらゆる物を失った人である。」

なんて言ってるそうで。さて、そしたら、オラが失ったものを数えてみるか。

止めた。やってると悲しくなるわ。最近考えた新しい標語*4は、「前向きに、後ろ向きに」だし。
アラ?wikipedia:「みんなの意見」は案外正しいは未読でしたか?そしたら、栄えある?新手帳古本コーナー第一号決定!そういう(群衆の英知の)効果が生まれるのは、

人々が先入観を持たずに予想しており、なおかつ、多様な失敗が相殺しあう傾向がある場合だけ

だそうだ。

社会的影響は、愚かさと自信の高まりという、本当に嫌になるような組み合わせも産み出す。

株の世界には、こんな効果もあるとか。カレンダー効果 〜 インフォバンク マネー百科
また、頭デッカチのオラ自身への忠告は、wikipedia:ヘルムート・カール・ベルンハルト・フォン・モルトケ

どんな計画も、敵との遭遇には耐えられない

でしょうか。♪だってしょうがないじゃない 発狂したんだもん〜

wikipedia:リチャード・P・ファインマンは、

量子論という奇妙な法則を学ぶ学生たちに「どうしてこうなるのか」と考え込むのは時間の無駄だとアドバイスしていた

そうだ。そのファインマンは、こんなことも言ってたとか。

私たち物理学者は自分のまちがいを一日も早く証明しようとして努力していることになる。進歩をするにはそれしか方法がないからです。(量子電磁力学 1からコピペorz)

でも最後に言ってたのはほとんどの経済モデルは後付けの言い逃れだ、ということでしょうか。それでググってみたら、こんな文書がヒットした。決定されているのに予測できない未来—世界観を覆した数学理論— | サイエンス&テクノロジー | 研究・社会連携 | 京都産業大学
ま、でも著者はほかにもいろいろ著わしているようだ*5から、(Amazon.co.jp: マーク・ブキャナン:作品一覧、著者略歴)、古本屋で見かけたら買いかな?

*1:equilibrium

*2:non-equilibrium

*3:derive

*4:古い標語は「人生、あきらめが肝心!」

*5:そーえば、昨日行った市の図書館にもいろいろあった。