- 作者: デイヴィッドエプスタイン,福典之,川又政治
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2014/09/25
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (5件) を見る
こういう話は、どうせ「氏も育ちも大事だ…」という結論に落ち着くのは明らかなのですが、あとで示す書評にも書いてあった(と思う)通り、単純にそういう結論を示して終わり、ではなく、多彩な事例をひいてその「どちらも大事」ということを説得力をもって説明しています。まぁ、400 ページ以上あって、読み切るのはなかなか疲れたが。
wikipedia:オスマン・サンコンさんの視力が 6.0 とかいう話もあるけど(サンコンさんの視力6.0も「アフリカにはよくあること」か (2006年2月6日) - エキサイトニュース)、本書によると人間の視力は生理学的に 2.5 が最高なんだそうだ。
図書館で掲示してあった朝日新聞の書評;遺伝も環境も、どちらも重要|好書好日
HONZ の書評:スポーツの秋はこれを読め!氏と育ちのどっちが大事?『スポーツ遺伝子は勝者を決めるか?』 - HONZ*1
以下、(今後のために)デジタル書き抜き。
どの(スポーツ)競技でも、最低限の足の速さは必要
なんだそうだ。よって、(事故以前から)足の遅いオラはスポーツには No fitting orz また、(上で視力のことに触れているけど)一般に視力も良い方が有利だ、って書いてあった気がする。
人生を歩む速さは人によって違うのだから、まだこれから大きく伸びる人もいるのだ。
なんか、wikipedia:3年B組金八先生あたりが言いそうですな…
wikipedia:パーヴォ・ヌルミさんはこんなことを言ってるそうだ。
精神がすべてだ。筋肉などゴムの塊にすぎない。私のすべて、私の存在は精神の賜物である。
あとがきでは、
十分な資質と意欲があり、厳しいトレーニングに耐える強い意志があれば、すでに多くの練習を積み重ねているランナーにも追いつくことができる。
結局、これが(現時点での*2) final answer っぽい。