- 作者: ブライアン・クレッグ,竹内薫
- 出版社/メーカー: エヌティティ出版
- 発売日: 2014/06/12
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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カジノは、フェアなゲームをする場所ではなく、人々からお金を巻き上げることを目的とした商売
だそうだ。最近時々カジノ導入の議論を見かけるけど、ちゃんとそういうことを踏まえて議論してほしいね。
妥当な水準の能力を持っている限り、…大成功を誰にさせるかを決めているのはカオスなのだ。
なんか、成功や失敗が続くと、ハトでも迷信的になるそうだ。(参考)
あと、原著が出たときにコダック破綻のニュースが流れたのか、その話がよく登場してた。なぜコダックは破綻し、富士フイルムは好調なのか | プレジデントオンライン
でも世界がデタラメだから、といって、自由意志という概念を捨てて良い訳ではないようだ。いわく、
自由意志による行動が集まって統計を作り出すのであって、統計が個人に影響を与えるのではない。…統計は未来を制限したりしない。
また、[読書]責任という虚構 - たーくんの狂人日記との関係からいうと、
私たちは犯罪を防がなくてはならないが、(一方で)責任を負わせることへの執着から離れる必要がある。
とのことでした。
ちなみに、出版社の紹介:世界はデタラメ ランダム宇宙の科学と生活|書籍出版|NTT出版