悩む力

悩む力 (集英社新書 444C)

家の本棚を整理してたら転がってたので、読んでみた。

自分の城を築こうとする者は必ず破滅する　〜wikipedia:カール・ヤスパース

そうだ。
でも、自殺について考えをめぐらしているあたりは、そういう難しいことを考えすぎるからおかしくなるんだよ、と思った。僕のように開き直って、狂人を演じれば良いのだ*1。
でも、死は史上最大の不可逆過程*2なんだから、恥ずかしくても生にしがみつく方が良い、と一度死にかけた僕は思う*3。
あ、そうそう。どうも著者はwikipedia:夏目漱石とwikipedia:マックス・ヴェーバーに私淑しているようだね。本書中に何度も出てきた。
今検索したら、

続・悩む力 (悩む力) (集英社新書)

なんてのも出てるようだけど、一つ飛ばして、この前古本屋で見かけた

心の力 (集英社新書)

をつい買ってしまいました、とさ。積ん読が全然減らないYO-

*1:ま、世間一般の常人の皆様は、恥やら外聞（世間の目）やらしがらみやらがあって、そう簡単に開き直れないのでしょうが。

*2:要するに、死んじまったら一巻の終わり。

*3:８／４追記 こんな諺もあるし。死んで花実が咲くものか - 故事ことわざ辞典