｢便利｣は人を不幸にする

「便利」は人を不幸にする (新潮選書)

図書館を歩いていて、僕の問題意識にドンピシャだったので、借りて読んでみた。
元は、雑誌：考える人 | 新潮社 の連載だったようだ。連載時のタイトルは｢便利は人間を不幸にするのですか？｣だったそで、その問いについては、wikipedia:福島第一原子力発電所事故で「便利は人を不幸にすることが、ありうる。｣と答えが出てしまったそうだ。これは、僕の個人的体験に照らし合わせても、同意できる*1。
なんかでも、全体的には、日本の抱えている問題点*2や日本が果たしてゆくべき役割、のように肩に力が入った話題が多く、少々疲れた。個人的には、もうそういう野望を抱くのは止めて、テキトーに生き延びてけば良いんでないかい*3、なんて思うんだが、まぁそれじゃ売れないだろうし、しゃーないか。
そーえば、昨日だったか、本書のタイトルでググってみたら、このタイトルに脊髄反射して、｢何を言う！（便利になって何がイカン?!）｣みたいな内容のブログが散見された（いちいちリンクは張らない）。

*1:僕も、自動車という便利な道具に頼ることによって、人生を棒に振りましたからorz

*2:個々の技術は素晴らしいけど、全体的な戦略が弱い、とか。

*3:北海道弁？何も考えずに変換すると、委員で内科医、なんて変換されるorz