- 作者: モリーバーンバウム,Molly Birnbaum,ニキリンコ
- 出版社/メーカー: 勁草書房
- 発売日: 2013/09/20
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (4件) を見る
でも結局、彼女の場合は「運が良かった。」ということになるようだ。ただ、あまり感じなくてもできるだけ匂いをかぐことに挑戦する、という前向きな姿勢は大事みたい*3。
あと、匂いそのものは特許の対象になりづらいから(参考)、香料業界ってーのは秘密主義なんだって。その点は、ハリウッドと共通点が多いようだ。
という訳で、単に自分の体験を記述するのではなくて、匂いに関するいろいろな知見も載っていて、読み応えはあった。
そえば、筆者の父はwikipedia:レーザーディスクを「これからの映像テクノロジーだ」と持ち上げていたそうだ*4。
という訳で、家の近くの図書館が明日から四連休なので、急いで読み切った(≒咀嚼*5が不十分な)面はある。
*1:以前通ってた高次脳機能障害者の作業所では、匂いを全く感じない、という人が何人もいた。本書では、解説で「高次脳機能」の文字を見かけた程度で、明言はされてなかった。
*2:一般的な傾向として、悪臭には気づくけど良い香りには気づかないことが多い、と感じてる。だから、命の危機に直結することはあまりないだろうけど、人生つまらないorz
*3:僕みたいな敗残者に言わせると、それは結果ロンじゃ、となるが。
*4:ちなみに僕の父は、wikipedia:ミニディスクを「これからの音響テクノロジーだ」と持ち上げていましたorz 今や、どっちも消え去ったね。高次脳の親って、見る目ないんでしょーか?!
*5:そしゃく