た-くんの狂人日記

最近はほぼ読書日記

クレイジー・ライク・アメリカ

クレイジー・ライク・アメリカ: 心の病はいかに輸出されたか

クレイジー・ライク・アメリカ: 心の病はいかに輸出されたか

精神の病のグローバル化(と言って良いのかな?)について扱っています。訳者あとがきからのまとめ:

本書は、アメリカ人自らが自国の精神医学や治療法について省みる、という非常に面白い本である。
(中略)
一般の方にも、欧米と日本に存在する臨床現場のズレに興味を持っていただけると思う。

本文から:

メンタルヘルス精神疾患に関する多様な文化的理解のなかに、失ってはならない英知が存在しているかもしれない。

アメリカ人は心理学的志向の強い国民*1

また、メガマーケット化する日本のうつ病(と SSRI との関係)を扱っている第4章なんかも興味深い(斜め読みはしてきた)。

*1:アメリカさんに右へならえ、の好きな日本人も似たようなもんだと思うが。