た-くんの狂人日記

最近はほぼ読書日記

量子革命

量子革命―アインシュタインとボーア、偉大なる頭脳の激突

量子革命―アインシュタインとボーア、偉大なる頭脳の激突

はてブ経由、こちらの記事から図書館で発掘(HONZの記事の初出時には当然図書館には入ってないんだけど、しばらくして(忘れた頃)見直してたら、あった。文系の大学図書館だから、当然まだ誰も借りておらず、僕が一番乗り)。
ま、量子力学をめぐる人々(副題にあるように、中心はアインシュタインとボーア)の伝記ですな。

本書には、量子革命の百年の歴史が、じつに骨太に描き出されている
(訳者あとがきより)

用語解説や年表、人名索引もあるから、物理に縁のない人にも取っ付きやすいでしょう(その分、500ページ以上と分厚くなっておりますがorz 最近更新がなかったのは、コイツのせいです)。

彼ら(群集)があなた(アインシュタイン)を歓呼するのは、誰もあなたを理解できないから。

だそうだ。
あと僕は大昔hatena上で、「新しい考え(など)は古い人が死に絶え、新しい人間が育つことによって広がるものだ。」みたいなことを言った記憶があるんだけど(ググってもわからずorz)、実はwikipedia:マックス・プランクがこんなことを書いてるんだそうだ。

新しい科学的真実は、それに反対する者たちを納得させ、理解させることによって勝利するのではなく、反対者たちがやがて死に絶え、新しい真実に慣れ親しんだ、新しい世代が成長することによって勝利するのである。