この社会で戦う君に「知の世界地図」をあげよう―池上彰教授の東工大講義 世界篇
- 作者: 池上彰
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2012/11/01
- メディア: 単行本
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池上さんの問題意識は、
世の中が、あまりに「文科系」と「理科系」に分かれてしまい、大きな断層が生じているのではないか
というものだそうで、まったくおっしゃるとおりですね。確かに人類は専門高度化を進めることにより、より高い極みに達することができたんだけど*1、その反面で最近よく言われることは、専門家*2と世間の人との意思疎通が難しくなってしまった、という問題ですかね。
世界各地に(報道の仕事で)行ったことのある池上さんならでは、の話は、世界地図は国によって違う、という話でした(まぁwikipedia:世界地図にも書いてあるんだけど)。
あと、大雑把に言えば大統領は国家元首、首相は行政機関のトップ、という色分けができるそうだ。また、wikipedia:人民公社の「公社」とはwikipedia:コミューンの中国語訳なんだって。
などという豆知識も多かった。
ちなみに、池上さんの本で昔読んだのは、http://d.hatena.ne.jp/takahiro_kihara/20120515/1337079139
最後の15講「白熱討論 君が日本の技術者ならサムスンに移籍しますか?」を読んでて思ったのは、言ってみれば(言葉は悪いが)NHK を捨てた池上さんならではのまとめが欲しかったなぁ、ということ、という辛口の今日の狂人なのでしたorz
あと、返しに行った図書館でちょっと読んでた本から引用。