なぜ、1%が金持ちで、99%が貧乏になるのか?――《グローバル金融》批判入門
- 作者: ピーター・ストーカー,北村京子
- 出版社/メーカー: 作品社
- 発売日: 2012/06/27
- メディア: 単行本
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これは、邦題の副題「<<グローバル金融>>批判入門」が正しいですな。一応最後まで読んだけど、書名の問いに対する答えは見当たらなかった。巻末に「主要な金融用語集」がまとめられていたのは評価できるが、本文中に頻出の wikipedia:連邦準備制度(フェド) はないし(確か初出時に説明はしてたが、例によって索引なんてもんはないし確認できないんだよね。)、
IBRD(前出)、IDA(前出)
なんて訳するんなら、ちゃんと索引つけてケロ、っちゅーんだよな。かえって(前出)なんて書かない方がマシじゃわ。
あと細かいことだけど、
米には7,000もの種類が存在し、インドではバスマティ米、タイではジャスミン米が食べられる。
ってとこなんだが、狂人のオラは一瞬「ん?アメリカがどうかしたのか?」とか思ってしまった(少し前でアメリカの話もしてたし)。これは一言「お米には…」と訳してくれりゃぁすんなり理解できるのにねぇ。
というわけで、一応は読みましたよ、という記録でした。