た-くんの狂人日記

最近はほぼ読書日記

犬から見た世界

犬から見た世界―その目で耳で鼻で感じていること

犬から見た世界―その目で耳で鼻で感じていること

本書は、読者を犬の科学へと導く。

そうだ。
さいころ犬に噛まれて犬嫌いになったA君に是非とも読んでほしいと思う(まぁ、彼が手にとることは120%あり得ないと思うが。それほど犬嫌い。犬のことを「悪魔の手先」とか呼んでたくらいだから)。それ以外にも、犬好きの方は必読だと思う。もっとも、愛犬家と読書家が両立するかはわからない。本を読むのは時間がかかるから、書を愛すれば犬のことが疎*1かになるだろうし、それは人間のことが大好きな犬にとって本望ではない。逆もまた然り。
後半の方には、動物行動学の視点から、犬をしつける際のコツなんかも載ってた。*2
あとちょっと気になったのは、チンパンジーのことを「チンプ」と略してたことが何回かあったけど(ケースバイケースで、統一されてはいなかった)、この記述はもう市民権を得たのかなぁ?

*1:おろそ

*2:曰く、犬をしつけるのに体罰を使うのは効果が少なく、むしろ餌を与えない方が効き目があるそうだ。人間の子ども(言葉が通じない、と言う点で、犬と共通点が多そう。)も同じかな?