アダムの旅

アダムの旅―Y染色体がたどった大いなる旅路

パンドラの種 - たーくんの狂人日記から、著者つながりで図書館から発掘。
wikipedia:ミトコンドリア・イブに対応するような、男系の祖先はいるのか、というお話ですね。なんか、Ｙ染色体の方が、他の遺伝子マーカーよりも民族間の相違点をはっきり示すことが多いそうで、それでＹ染色体を手がかりに人類の源探しの旅に出かけた、というわけです。

これから語られるのは、科学の推理小説

だそうだ。
ただまぁ、翻訳の質がイマイチ。第３章の扉で、

男のいない女は、自転車のない魚のようなものだ。

とあって、「何のこっちゃ？」と思い調べてみたら、こういうこと（英語）らしい。なら訳注で補って、「女性は男なしでも生きていける。」ということ、とか何とか書いてくれりゃいいのに。そういう訳注も多少はあったが。
症例集｜美容整形・美容外科のヴェリテクリニック銀座院なんてーのも出てきたけど、パンピーは知らんなぁ。wikipedia:蒙古斑は知ってるが。
で、お楽しみ？の「訳者あとがき」もなかったし。ま、良いけどさ。