- 作者: スーザン・バリー,宇丹貴代実
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2010/12/15
- メディア: 単行本
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著者は内斜視のため、生まれた時からしばらく立体感覚がなかったんだけど、40代の半ばにして視覚上の問題を改善するべく視能療法を受けたところ、思いがけず立体視ができるようになったんだそうだ*1。
オラも(事故の影響で)斜視、と診断されてるけど、オラの場合は明らかに後天的だから、本書の著者の経験が直接役に立つ、とは思えないが。まぁそれでも、確かに事故直後のかなり見えづらかった状態*2の時に本書に出会っていれば、また違ったんだろうなぁ、とは思う(まぁ当時は読んでも全然理解できなかったと思うが)。その他、興味深い話は多かった。
読書とは、文字の羅列から意味を読み取ること
なんだそうだ。同じことを会話の場合に当てはめて考えてみると、会話とは、空気の振動の羅列から意味を読み取ること、とでもなるかな?で、今のオイラはこれが極めて下手ですorzだから、テレビは見てもほとんどわかんないんだよね。特に、最近のテレビ番組って映像の力を活用せずに安直に音の魔力に頼るキライがあるから、ただ五月蠅いだけで見る気なくすんだわさ。
あ、そうだ。オラは大ざっぱに言って写真写りが悪い*3んだけど、これは難しく言うと斜頸(しゃけい)って言うんだそうだ。
ちなみに発行は2010年。3D元年、との前ふれだったが、この辺などにもあるように、どうも空振りだったっぽい。図書館でも、本書は僕の前に借りた人なしorz 僕のあとは、知らない。
あ、そうそう。著者はアメリカの人だからあちらさんには発達検眼医とか視能訓練士とかがいるらしい。調べたら、日本にも一応いるようなんだけど、まだまだ社会的な認知度は低いですよねぇorz少なくとも僕の身近なところにはいなかったし、そうこうしているうちにあまり気にならなくなった*4。
*1:って、訳者あとがきの受け売りだったりするけどorz
*2:例えば事故直後の約十年前では、複視(ものが二重に見える状態)がかなりヒドく、お医者さんにも視能訓練士の指導を受けた方が良い、とも言われていたんだけど、これはいつの間にか気にならなくなった。
*3:この前運転免許用写真を撮るときにも、係官が何度も首が曲がっているのを直そうとしたんだが、しばらくしてあきらめた。だから免許の写真は、今見ると少し曲がってるorz 万が一突然死したら、これが遺影になるのか、と思うと、複雑な心境。
*4:眼鏡屋さんの説明によると老眼の人に似ているそうなので、彼らと同じように細かい文字を読むときは眼鏡を取ったり虫眼鏡を使ったりすれば大して気にならない(面倒だけど)。