た-くんの狂人日記

最近はほぼ読書日記

グラハム・ベル 空白の12日間の謎

グラハム・ベル空白の12日間の謎

グラハム・ベル空白の12日間の謎

いつものように、はてなブックマーク 経由で書名を知り*1、図書館から発掘してきました。表紙に見える日本語の副題にあるように、一般にはwikipedia:アレクサンダー・グラハム・ベル*2が(タッチの差で)発明したもの、と信じられていますが、どうもそうではないんだよ、という話をしています。wikipedia:電話の「4.電話の発明」のところにも少し書いてありますが。そんな電話の発明の歴史がドラマ仕立てに語られていて、ミステリー小説を読むように*3読み進めることが出来ます。
著者の立場は↓の言葉に集約されるでしょう。

歴史というものは、常に挑み問いただされなければならない。

ちなみに、asahi.com の書評:*4
http://book.asahi.com/review/TKY201011020124.html

*1:今、そのページは残念ながら消えてしまったようだ。

*2:本書では、AGB と略されていた。一文字変えると AKB だ。どうでも良いけど。

*3:って、オラは普段あんまりミステリー小説は読まないから、この例えが正しいのかどうかは実は何とも言えないんだが。

*4:また手抜き。