何とか今年中に読み切ることが出来た。
- 作者: 佐々木俊尚
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2009/07
- メディア: 新書
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まぁでもちょっと考えればわかるように、書名は釣りっぽくて(一応、アメリカでは2008年あたりが新聞消滅元年だったそうだ。参考記事)、マス(大衆)が消えるだろう、ということを主張してます。確かにそれはそうなんだろうなぁ。今やマスコミはどこも青色吐息らしいし。
というわけで、当初の予想は良い意味で裏切られて*1、なかなか読み応えはあった。
でも、本書中にも出てきたwikipedia:情報通信法案は、wikipedia:東日本大震災の津波で押し流されてしまったようだし、今はこの件についてはどう考えているのか著者に訊いてみたいところなんだが、著者は今度はキュレーションなる言葉に魅せられたようで、なんかこんな特集サイトもあるし、カタカナギライのオラとしてはなんだかなぁという想いでいっぱい*2。
年が明けてから、書き忘れを思い出した。あとがきにあった、
この悲しみ(マスメディアの古き良き時代が崩れ去ってゆく哀しみ)はしかし、抱えていくしかない。この残照を乗り越えて、次世代のメディアがこれから生まれてくるのだから。
というまとめが印象深かった。
あと、こっちは読みかけ放置プレイ。