た-くんの狂人日記

最近はほぼ読書日記

眠りの科学への旅

眠りの科学への旅

眠りの科学への旅

原題は sleepfareing(sleep + fare)という造語で、それで邦題には「への旅」という節を付け加えているようです。300ページ以上あるけど、一気に読ませる筆力はなかなか見事ですね。
巻末には、筆者らが開発した朝型・夜型アンケートがあります。(ここにもあった。設問は違うけど、内容は大体一緒。)やってみたら、オラは「73点:明らかな朝型」ですと…予想はしてましたけどね。
滋賀医科大学 睡眠学講座 | 睡眠学講座 のホームページです。 ここの教授の宮崎総一郎さんが巻末の解説を書いています。
最後に印象に残った話を一つ*1

睡眠と覚醒は、一方の不在が他方になるというような対立した概念ではない。…すべてが調和して働く相補的な状態である。

だから、例えば昼寝の効用があちこちで喧伝されていると思うけど、昼寝は必ずしも眠り込まなくても、静かな湖畔場所で目をつぶってジッとしているだけでも十分意味があるそうだ。

*1:また、デジタル切り抜きですが。