た-くんの狂人日記

最近はほぼ読書日記

世界は感情で動く

世界は感情で動く : 行動経済学からみる脳のトラップ

世界は感情で動く : 行動経済学からみる脳のトラップ

一応こちらの続編にあたります。
なんかでも、本書は、「金融市場は期待のクモの巣で出来ている。」とか、投資・金融に関わる話題が多く、そちらに興味のある方には良いんだろうけど、そうではない読者にとっては少しゲップが出るかもしれない。あるコラムで*1、昨今の規制緩和の議論で、官僚が既得権益を手放さないのは保有効果のせいかもしれない、なんて書いてたけど、ちょっとピントがずれてる、と言わざるを得ないでしょう。
ミラーニューロンの話も最後の方に取って付けたように書いてあったりして、完成度はあまり高くはない。やっぱり、二匹目のドジョウを狙って急いだのかなぁ?
と言いつつ、メモした分量は結構あるけど。=それなりに為*2にはなった。

*1:だから、本文ではないからそう目くじらを立ててもしょうがないが。

*2:ため