- 作者: バーバラ・オークレイ,酒井武志
- 出版社/メーカー: イースト・プレス
- 発売日: 2009/05/22
- メディア: 単行本
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なんか、はてブではあまり好意的でないコメントが多いみたいけど、内容的にはまぁ面白かったですよ。「邪悪な成功者」*1について語っています。
「邪悪な成功者」の典型的な例は、ヒトラーやスターリンですが、本書の最後の章を費やして語っていたのは、wikipedia:毛沢東氏です。wikipedia:境界性パーソナリティ障害*2だった疑いが強いようだ。
結局のところ、まとめるならば、一部の子どもには生まれつき顕著な悪の遺伝子があるっぽいが、遺伝子はリスクであって運命ではない、ということでしょうか。やはり、ここでも述べたように、「生まれは育ちを通じて」ということです。
ま、それは良いんだけど、本書の欠点は、やはり翻訳の質でしょうか。上の注にも書いたけど、安直にカタカナ語使うことが多すぎるんだよね。wikipedia:ローラーコースターとか。これなんか、予想通り Wikipedia では
日本ではジェットコースターと呼ばれることが多い
ってあったし。どうしてもカタカナで書いておきたい*3、というのなら、ここで主張したように、ちゃんと日本語にしてカタカナで振り仮名ふっておく、という訳し方をしてほしいなぁ、と思う。
あとまぁ、索引がなかったのも残念な点ですかね。「残念!」*4