積ん読解消期間*1の二番バッターは、またしても最近買った本。あぁ、こうして本の層は、新しい本から掘り出されてゆく定めののか…
脳はなにかと言い訳する―人は幸せになるようにできていた!? (新潮文庫)
- 作者: 池谷裕二
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2010/05/28
- メディア: 文庫
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目次を見るとわかるように、東大薬学部准教授の池谷さんが、「脳はなにかと○○する」というテーマについて書き連ねたいろいろな雑誌のエッセイをまとめたものです(文庫化にあたって、若干手を加えてはいるようだけど。)池谷さんの文章は堅苦しくなく、それでいて専門知識の裏打ちも十分なので、安心して楽しく読めるのではないでしょうか。
(英語の)専門雑誌の文献のリストは要らないだろ、という人もいるでしょう*2けど、僕はあって良いと思うのです。そういう文献リストを加えるコストがいかほどか、は僕は知らないけど、あるけど使わない、と、そもそもない、との間には、物理的には違いはないけど、心理的には大きな差があると思うのですね。こういう作りの本が増えてくると、文系と理系の間の溝も少しは乗り越えやすくなってくるのかな、とも思います。まぁそういう意味では、索引がなかったのはちょっと残念かもしれない。
ちなみに、著者自身による紹介文が、こちらにありました。
あと、試写会に行ってきたので、その報告というか、宣伝*3というか。