積ん読解消期間*1の一番バッターは、一番最近買った本でしたorz全然積ん読は解消されてない、という説はある。
- 作者: 佐藤文隆
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2011/01/21
- メディア: 新書
- クリック: 2回
- この商品を含むブログ (13件) を見る
研究者として生きてきた筆者の自省の書(あとがきより)
ということでした。こちらの友人のコメントにあったように、タイトルはM・ウェーバーの「職業としての学問」を意識してつけられたそうです。(ウェーバーの本は、そのうち図書館で読んでみるか、古本屋で見かけたら買うかもしれない。)
僕の読後感は、「ぶんちゃん*2、昔はこんなにヤヤコシイこと考えてる人じゃなかったと思うんだけど…」というちょっと後ろ向きな感想です。「牢固な桎梏」*3なんていうムズカシイ表現も出てくるし*4、やっぱり、理論系の人の考えてることはよくわからん。
転換期にある(自然)科学のあり方を探っている、とでも評すればいいでしょうか?その手がかりとして、科学が歩んできた歴史に目を向けているのはまぁいいんだけど、(初等・中等)教育論にまで論を広げている辺りは、ちょっと勇み足かな?とも思った。(まぁでも、その辺がないと最後の「科学技術エンタープライズで雇用拡大を」という主張に説得力が無くなるだろうし、仕方ない、といえば仕方ない。)
という訳で、ちとムズカシイ御本ではありますが、新書で手は出しやすいだろうし、科学のあり方に関心のある方はどうぞ。(うーん、上手くまとまらん。まぁ、ほぼ一日引きこもっているからこんなもんだ。)
(2/12更新)ちなみに、友人の紹介記事はこちら。