た-くんの狂人日記

最近はほぼ読書日記

超ヤバい経済学

超ヤバい経済学

超ヤバい経済学

前作では、語り口のヤバさに辟易*1してしまったオラですが、本作は結構楽しく読めた。訳者の問題かな?と思ったら、訳者は同じ。ま、確かに、本書でも結構下ネタが出てきたり、ヤバさを感じる部分もあったけど。
ちょっとネタバレだけど、ゾウとサメによる死者数を単純に比較すると、ゾウにひき殺されてしまう人の方が多いのね。それで、

ぼくたちはゾウを見てもぞうっとしないのはなぜだろう?

なんて具合で、翻訳も僕的には好みの訳だった。*2ってことは、前作も途中放棄しないで、最後までちゃんと読めばもっと面白いのかもしれないな、と思った。
ま、本作も、世の中のいろいろな現象を経済学の視点で切り裂いてゆくのですが(amazonで、「商品の説明」などを見ると、詳しく解ります。)、ただまぁ経済学では、何かあると「人はインセンティブに反応する」とやるんだよね。ところが、人はもっと複雑だと僕は思うのだ。
というわけで、この話は次回に続く…*3

*1:へきえき

*2:12/05追記 「問題な日本語」

問題な日本語―どこがおかしい?何がおかしい?

問題な日本語―どこがおかしい?何がおかしい?

によると、「ぞうっとしない」が本則で正しいそうだ。まぁもっともしっくり来るのは「ぞっとしない」と長音化しないことでしょうが。

*3:尻切れトンボでゴメンね。