- 作者: コリン・エラード,Colin Ellard,濱野智史(補論),渡会圭子
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2010/04/22
- メディア: 単行本
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人間の空間認知の能力というのは、動物としてはあまり出来の良いものではないようで。なぜなら、渡り鳥は磁場が見えるとかいう話もありますけど、われわれ人間にはそういう能力はない。そのため、われわれは地図でも使わないとしょっちゅう道に迷う。あるいは、最近では、人工衛星を打ち上げてwikipedia:GPS(Global Positioning System)なる道具を使って方向感覚を補ったりもするようになった。
個人的な話をすると、僕は元々「歩くGPS」と呼ばれるくらい方向感覚は良かったのだが、交通事故で頭を強打した結果、そういう方向感覚の良さは失われ、四、五年前はしょっちゅう道に迷ってた(家の近所でも)。最近はそういうことは少なくなったが、これは一説によると単に最近はよく知った場所しか行ってないから、とも言える。
後半の章では、都市空間や自然環境が人間に及ぼす影響などの話もあって、この辺は都市を設計する政治家の皆さんなどにも是非読んで勉強してほしい、と思った(要するに、ある店が立地条件だけで流行ったりするのにも、ちゃんと理由があるらしい)。
いや、この本に手を出したのは、何となく書名がはてなココ サービス終了のお知らせを連想させたからなんだけど、はてなココ サービス終了のお知らせはほとんど関係なかったorz ま、当たり前田のクラッカーですが。