- 作者: 福岡伸一
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2009/07/17
- メディア: 新書
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いきなり初めの方で「久闊を叙する*2」なんていう私の辞書というか語彙*3にはない表現が出てきたり、全体的に難しい表現が多かったりはするのですが。
でも最後まで頑張って読むと、
世界は分けないことにはわからない。しかし、世界は分けてもわからない。
と締めくくられていて、まぁそりゃそうだよな、で終わってしまうのですが。
本書は生物学者の発想で綴られているけど、オラなんかは物理屋の発想ではどんな風になるのかなぁ、なんていうところに興味を持ってしまうのですが、まぁこういう本を書けるような物理屋は少ないんでしょうな。
あと、一つ難点を。SDS-PAGE*4というのがしょっちゅう出てくるんだけど、確かに初出時に説明はあった記憶はあるが、索引がないから調べられないんだよなぁ(もういちど読み直せば良いのだろうけど、面倒だし)。まぁ、新書に索引を求めるのはチト酷かもしれないが、やっぱりあった方が良い。ちなみにオラはこの本どっかの古本屋で買ったはずだけど、索引があるなら普通の本屋で即買いかも?こういう不便が積み重なるから、電子書籍に流れちゃうんだろうなぁ。
*3:どうでも良いんだけど、オラの辞書には不可能の文字だらけだなぁorz
*4:wikipedia:ポリアクリルアミドゲル電気泳動のことらしい。