た-くんの狂人日記

最近はほぼ読書日記

アフターマン

アフターマン 人類滅亡後の地球を支配する動物世界

アフターマン 人類滅亡後の地球を支配する動物世界

本書は、今から5,000万年後、人類が絶滅した後に繁栄するであろう生物の可能性を追求し到達し得た、一つの結果を描いています。要するに、完全な空想ではなく、生物学の知識を下に真面目に考察した、一つの結果だそうです。
ま、もともとの序文には1981年とかいう文字も見えるので、かなり古い書物ではありますが。
ちなみに、表紙の生物は、ナイトストーカーと言って、(現在の)コウモリから進化した生物だそうだ。
まぁでも、ベーツ擬態とか、明らかに生物学の専門用語と思われるものを、何の説明も無しにサラッと使われるのは、ちょっと困った。あと、拠水林なんてーのも一般人は知らないよなぁ。こういうところを、編集者が上手に補ってあげると良いんだけどね。
と思ったら、Wikipedia にこんな項目があった。wikipedia:アフターマンの生物一覧
もう一点(翻訳の質に)苦言を呈する。Water ant を「水アリ」と訳していたのは良い訳だと思うんだけど、それなら、スィミング・アントイーターを「水アリクイ」と訳すのはダメかなぁ?