- 作者: ナンシー・C・アンドリアセン,武田雅俊,岡崎祐士
- 出版社/メーカー: 新曜社
- 発売日: 2004/09/11
- メディア: 単行本
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筆者は、大学院で英文学を専攻した後に精神医学を修めた方だそうで(wikipedia:ナンシー・C・アンドレアセン)、章立てや文体にはシェイクスピアを題材にしたものが多く組み込まれているんだそうですが、まぁ翻訳書ではそういう雰囲気がよくわからないのはまぁ仕方ないでしょう。*1
それは良いんだけど、索引を含めると500ページ近い大著は、さすがに読み終えるのが一苦労でした。それでも最後まで読み切らせるだけの面白さはある、と言えましょう。
(本書が出版された)6年前なら、こころの病を抱えた方、家族は(オラも含めて)ぜひ一家に一冊どうぞ、と言えたんだろうけど、6年前だからなぁ…(例えば、SSRIは本書の後半でよく出てきて、魔法の薬のようにも思えるんだけど、実際にはそれほどでもないと思う。)