- 作者: 水村美苗
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2008/11/05
- メディア: 単行本
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やはり、一言でまとめるなら「憂国の書」ということになるんでしょうね。でも、梅田氏が絶賛するほどオススメのだ、とまでは言えないと思うなぁ。
いずれにしろ、現代人は「新しいことは良いことだ!」と思ってる人が多いので、古典や歴史を無視してしまいがちですが、そういう古くさいものの中にこそ真理が宿っていることも多いはずで、古いものを一方的に切り捨ててゆく最近の風潮はどうなのかなぁ、なんて思っている拙者、なんちゃって野侍です。
でもまた一方で、本書の著者は漢字とか歴史的仮名遣いとかを積極的に利用する方で、そういったものは使われないと滅びてしまう、というのはその通りなんだけど、それが多すぎると読みづらくなってしまうこともまた一方で厳然とした事実なんです。だから、少なくとも漢字については、イチイチ漢和辞典を引かなくても良いように、もっと振仮名の使用を広めるとか、そういう努力の方が前向きだと思う。
ちなみに、反論の書
- 作者: 金谷武洋
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2010/03/10
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でもまぁ、確かに、例えば自然科学の分野では日本語はほとんど死に絶えてるし、他の分野でも同じようにならない、という保証はない気もする。
他の人のご意見も、と思って少し他の人のブログものぞいてみたけど、読み切れないほど大量にあるから、途中放棄orz