た-くんの狂人日記

最近はほぼ読書日記

You tube はなぜ成功したのか

YouTubeはなぜ成功したのか

YouTubeはなぜ成功したのか

YouTubeの本だから、アメリカの本の翻訳本かな?と思って読んでみたら、さにあらず。(まぁ、英語の文献は大量に引用されてはいるけど。)それなら、日本は動画に関しては You Tube と並びニコニコ動画も大きな勢力を占めてるんだから(それが好ましい傾向だ、とは思えないけど。少なくとも、世界に広がるとはとても思えない。)、最後の方の章で文化論的な考察もしていたんだからニコニコも交えた考察もするべきだった、と思う。(なぜ日本はこうもガラパゴス的な状況になってしまったのか、とか。携帯電話の例とか、少し触れられてはいたけど。)また、発行はGoogleによる YouTube の買収の少しあとだけど、そのことはほとんど織り込まれてなかったのも残念な点。
最後に、ニコラス・ネグロポンテの興味深い指摘が載ってたので、引用。

「学校は楽しい場所でなければならない。子供を間違った競争に駆り立てて個性を殺してしまうような教育は、もうそろそろ終わりにすべきだろう……日本は、私の知っている限りどの国よりも画一的なところがある。

まぁ、日本は隠れ共産主義ですからね。(そのくせ、日本共産党は弱っちいけど。*1

*1:たぶん、有権者=国民がそれ(隠れ共産主義)を認めたくないんだろうなぁ。