た-くんの狂人日記

最近はほぼ読書日記

騙される脳

騙される脳 (扶桑社新書)

騙される脳 (扶桑社新書)

適当に図書館で借りてきた本だから、途中で読むの止めよっかな、と思ったんだけど、最後まで読んだら、結構面白かった。
「人の噂も七十五日」とは言うけれど、一般に良い噂は(一定の期間内では)広まるのがせいぜい三人だが、悪い噂はすぐに広がって33人に広がるんだとか。まぁ、我々の日常生活の経験から言ってもそう言えそうですね。*1
あと、途中で一章をさいてベストセラーの法則をいろいろ分析していたけど、要するに知名度偶然らしい。そらそうなんでしょう。もし、ベストセラーを生み出す方法がわかったのなら、その著者なり出版社はベストセラーを連発するはずですからね。現代社会では、知名度もマスコミが取り上げるかどうかに大きく左右されるし、結局は全てが、という、ちょっとやりきれない結論になってしまいそうだ。まぁ、資本主義の下では仕方ないのかもしれない。ウン、そういうことにしよう。ちなみに、参考資料
ところで、著者は以前、医学は科学ではないを書いた米山さん。だから最後まで読んでみた、という面もある。

*1:なんかことわざ無かったかなぁ、と思いことわざ辞典調べてみたけど、見あたらずorz