た-くんの狂人日記

最近はほぼ読書日記

北海道2030年の未来像

昔々、どっかの書店で買って、四年近く放置プレイしてたようですな。
そんな本だし、経済は生ものだろう(執筆当時と状況変わってるだろうから、という意味で。実際、その後、wikipedia:夕張市が事実上財政破綻したりしたし。)から、こんなの今さら読んでもあまり意味はないと思うけど。日経新聞の北海道面に連載されていた記事らしい。
帯には、「トップランナーを目指せ!」とかいう威勢の良い言葉がおどっていて、中身もまぁそういう内容なんだけど、僕は、そういう二十世紀型の未来像ではなく(どうせ目指してもトップにはなれない。二位や三位ならともかく。*1)、縮小均衡でも良いからキラリと光る二十一世紀の新しい道を目指した方が良いんじゃないかな、と思った。まぁ本書中でも、北海道はアジアのスイスのような国を目指すのも一案では、みたいなことが提案されてはいたんだけど、そういう主張はやっぱり主流ではないんで。ま、経済っていう枠組みでそういう悲観的な見通しが出てくる訳ないか。
まぁ良いや。

*1:それに、そうやって世界中の人間がトップを目指して突っ走った結果、地球温暖化をはじめとした環境破壊を招いたんじゃないかなぁ。もっとも、某事業仕分けで言われたように、頂上を目指さねば二位や三位にもなれない、というのもまた真実だとは思うのですが。