た-くんの狂人日記

最近はほぼ読書日記

なぜ「話」は通じないのか

なぜ「話」は通じないのか―コミュニケーションの不自由論

なぜ「話」は通じないのか―コミュニケーションの不自由論

なんか、はじめの方の章でそういう「話」が通じない事例を延々と述べていて、書名の問いの対する答えは、結局(一言でまとめるなら)

人(相手)の話を聞かないから

という、身も蓋もない結論になっていたりするのですが。それを言っちゃぁおしまいでしょう。*1
なんていう感想文を書いておくと、そのうち著者に見つかってつるし上げられるかもしれないが(本書中で、

「みんな」のバカ! 無責任になる構造 (光文社新書)

「みんな」のバカ! 無責任になる構造 (光文社新書)

に対して、j-tommy 氏が書き込んだ書評*2に対して噛みついていた。)、まぁいいや。延々と恨み節を読まされて、挙げ句の果ての結論が上のわずか一言で済まされた日ニャ、愛想も尽きるってもんです。(まぁ、だったら最初に読む順番をちゃんと考えればいいのですが。>自分)
でも、こういう怒りにまかせて書いた文章というのは、往々にして誤字脱字が非常に多くなるもんですが、一読した限りではそういうものはほとんど見あたらなかった、のはさすがでしょう。よっぽど校正作業に労力つぎ込んだんだろうな。

*1:読者は、なぜ相手の言い分を聞かずに議論が始まってしまうのか、を知りたいんだから(少なくとも、僕はそうだっだ。)。

*2:Amazonで見ることができます。