日本の食力(しょくぢから)―国産農産物がおいしい理由(わけ)
- 作者: 山本謙治
- 出版社/メーカー: 家の光協会
- 発売日: 2009/09/01
- メディア: 単行本
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元が「農業新聞」の連載だけに、どちらかというと生産者(大さっぱに言えば農家)向けに書かれていることが多いですが、消費者向けのアピール(単に「安い」「うまい*1」だけではなく、「佳い*2」食を追求してほしい、など)もあって、食の問題に関心のある一般の消費者にも大いに読まれてほしい書ですね。また、最後はこのような主張の色合いが濃いけど、はじめの方(第1章)では日本各地に地域食をいろいろと紹介していて*3、この部分を読んだだけでも旅情をかき立てられます。
というわけで、生産者はもとより食の問題に関心のある消費者にも大いに役に立つ書でしょう。ちなみに、著者やまけんさんのブログは、やまけんの出張食い倒れ日記