- 作者: 立花隆
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
- 発売日: 2009/01/20
- メディア: 単行本
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でも、小林・益川理論の解説本というよりは、サイアス休刊に対する立花氏の批判が多かったような印象がある。その割には、こちらの記事によると、朝日新聞のCMにも出たりしているようだし、批判も手ぬるい感じがした。だいたい、雑誌の休刊は、(インターネットの発達による)時代の流れだし*3、サイアスについてだけあれこれ理屈を並べるのは、我田引水の感をぬぐえない。
だから、読み応えがあったのは最後の対談*4のところぐらいで、なんか不完全燃焼の感が強い。(雑誌の記事を単にまとめたから)なんか編集も中途半端で、「前節」と書くべきところを「前号」として平然としてたり、とりあえず僕はあまり良い印象は抱けなかった。あと、知の巨人はパースペクティブとかいう横文字を平気で使うんですよね。これもオラの嫌いな点。
で、ノーベル賞に関する雑感ですが、今年は日本人受賞者はいなかったので、去年に比べると注目度は全然低かったですね。(オバマ大統領が、平和賞をもらったのはちょっと話題になったけど。)そうやって、日本人がいるとワッと騒いで、そうじゃない時は静か、っていうのもどうなの?とは思うんだけど。