た-くんの狂人日記

最近はほぼ読書日記

食べるアメリカ人

食べるアメリカ人

食べるアメリカ人

ちょっと古い本ですが、本書は、アメリカという国を、「食」というテーマで切り込んでいます。
冒頭で、アメリカでパスタを注文して失敗したエピソードが紹介され(多くのレストランではあらかじめ茹でて作り置きしてあることが多いから、ハズレのことが多いらしい。)、アメリカの人々はなぜあんなに不味い料理でガマンしているのか、いろいろと切り込んでゆきます。(まぁ、どうも雑誌の連載記事をまとめたものらしいが。)
風邪で倒れてた間、MASTERキートン
MASTERキートン (1) (ビッグコミックス)

MASTERキートン (1) (ビッグコミックス)

を眺めていたので、イギリスの食事が美味しくないこととアメリカの食事も美味しくないことの間に、どんな関係があるのか多少期待を持って読んでみたんだけど、そういうことはよくわからなかった。でも、どっちも素朴な家庭料理とかは、美味しいものが多いらしい。
あと興味深かったのは、日本の「鮨」とアメリカの"SUSHI"は、別な食べ物と考えた方が良さそうだ、ということ。だから、アメリカ人を高級な鮨屋に連れて行くと、カリフォルニア巻きなんて注文されて、「帰ってくれ」なんてことにもなりかねないんだとか。でも回転寿司は人気らしい。
しかし、この本は裏の返却期限表を見たところ、ズラッと貸し出し印が押されていて、ここの図書館では人気だったようなんだが、すると本に書き込みが目立って、なんかイヤーな気分になっちまうんだよなぁ。そういうことする輩は、図書館なんぞに行かんで自分で本買ってくれ。