- 作者: 山下東子
- 出版社/メーカー: 日本評論社
- 発売日: 2009/08
- メディア: 単行本
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興味深かったのは、(ここでは魚介類のの)食糧自給率は、戦後しばらく減少の一途をたどっていたのですが、
2000年から三年続いた53%を底に上昇に転じ、2007年の概算値は62%となった。
そうですが、これは言わば統計のマジックで、そもそも自給率というのは
自給率=
ここで、A:国内生産量、I:輸入量、E:輸出量、S:在庫
と定義されるので、*2分母が小さくなれば(つまり、輸入が減って輸出が増えれば)自給率は(見かけ上)大きくなったりするんだとか。なるほどね。そういう、一見わかりやすそうな指標に頼っていると本質を見誤ることが多いんですな。
あと、勝川俊雄公式サイトは水産業界でもっとも読まれているブログだそうだ。