た-くんの狂人日記

最近はほぼ読書日記

ベイズな予測

ベイズな予測―ヒット率高める主観的確率論の話

ベイズな予測―ヒット率高める主観的確率論の話

ベイズ統計の入門書ですね。なんか、最近ではこのベイズ統計がビジネスの現場で、予測を可能にし得る統計学として、スパムメールの検出、犯罪捜査、沈没船の捜索、音声・感情・画像認識など多方面で使われているそうで、ベイズ統計への親しみやすい*1入門書、と言えましょう。
昨日と同様、一応最後まで読んだけど、なんだかよくわからんなぁ、という感想です。
まぁ、本書は(本来なら)マ○クロソフトの Office 2007 *2と関連ソフトをダウンロードして、実際にPC上で自らの手を通じてwikipedia:ベイズの定理の実用への応用を学んでみよう、といった感じの本で、その肝心要の部分をハショッたんだから、わからんくても当然、といえば当然なのですが。
でも、例によってこの手の本は、推敲が結構いい加減で、例えば、

(確率が)
\frac{4}{5}=0.8 【近く】あります。

【近く】ってどういうこと?\frac{4}{5}は、普通の(十進法の)世界では誰が計算しても0.8 じゃないの?(オツムが退化しても、そんな揚げ足取りは得意なオイラなのであった。)

*1:にも(似たようなことを)書いたけど、親しみやすい≠理解がたやすい。その意味では、ベイズ統計をよく理解した後に本書をもう一度読み直すと、「あ、これはこういうことだったのか。」という発見があって楽しいでしょうが。ワタシャ、日常生活にベイズ統計が必要なわけではないんで、あまりこれ以上勉強する気無しorz

*2:Excel 2007 とその関連群。しかしまぁ、マ○クロソフトもこんな本まで(社員に)書かせてオフィスユーザーの囲い込みを図らんとならんとは、大変DOSなぁ。