物理学の世紀 ―アインシュタインの夢は報われるか (集英社新書)
- 作者: 佐藤文隆
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 1999/12/01
- メディア: 新書
- 購入: 1人 クリック: 3回
- この商品を含むブログ (5件) を見る
昔書いたけど、本書でも、創発(emergent)という言葉が出てきました。理論物理屋が好きな言葉なんでしょうか?少なくとも、実験屋は知らんぞ。
全体的には、(著者の歩みにあわせて)20世紀の物理学を振り返っている、という感じです。なんかでも、本書を読みながら思ったのは、理論屋は結構哲学的なことも考えてるもんなんですなぁ、ということ。理系的なことを突き詰めてゆくと、ぐるっと回って文系的なことにつながってゆくもんなんですかねぇ?物理の世界では、マクロの究極であるwikipedia:超弦理論がミクロの究極のwikipedia:大統一理論につながるんだとか。オイラは、その辺のことを勉強する前に物理の世界からレッドカード食らいましたから、よくわかりま千年。なんか、こういう感じ。