た-くんの狂人日記

最近はほぼ読書日記

物理学の世紀

物理学の世紀 ―アインシュタインの夢は報われるか (集英社新書)

物理学の世紀 ―アインシュタインの夢は報われるか (集英社新書)

著者の文ちゃんは確か僕が在籍していたときの理学部長だった気がするんだけど。そんな訳で、買ってみた本書ですが、自分で買った本というのは図書館の本と違って返却期限がないもんだから、どうしても読むのが後回しになってしまうんですね。そんな訳で、この本も足かけ四ヶ月くらいにわたって少しずつ読んだもんだから、全体として何だったのか、よく覚えてなかったりするんだが…まぁいいや。(だったら、読み返せば良いんだけどね。最近、積ん読が多いからさぁ。)
書いたけど、本書でも、創発(emergent)という言葉が出てきました。理論物理屋が好きな言葉なんでしょうか?少なくとも、実験屋は知らんぞ。
全体的には、(著者の歩みにあわせて)20世紀の物理学を振り返っている、という感じです。なんかでも、本書を読みながら思ったのは、理論屋は結構哲学的なことも考えてるもんなんですなぁ、ということ。理系的なことを突き詰めてゆくと、ぐるっと回って文系的なことにつながってゆくもんなんですかねぇ?物理の世界では、マクロの究極であるwikipedia:超弦理論がミクロの究極のwikipedia:大統一理論につながるんだとか。オイラは、その辺のことを勉強する前に物理の世界からレッドカード食らいましたから、よくわかりま千年。なんか、こういう感じ。
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