そして結局、
- 作者: 竹内薫
- 出版社/メーカー: 日本実業出版社
- 発売日: 2007/07/26
- メディア: ハードカバー
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で、他の人の感想を読んでて思ったんだけど、確かに一般向けか、といわれると、ちょっと考える。高校レベルではちょっときついなぁ、大学レベルの物理(教養課程の、で十分)を履修しているとか、「量子力学」や「クォーク」という単語を聞いてある程度イメージできる人じゃないと、この本の内容を理解するのはちょっと難しいかもしれない(もっとも、物理に興味のない人はこの本を手にすることはないだろうが。)。それと、図や写真をもっと増やした方がわかりやすくなったんじゃないかな、と感じた。もっとも、するとさらに分量が増えることになり、それも困るな、と思うのだが。だから、図表の目次もあったら良かったかもね。(一般書ではあまり見かけないけど、専門書では図・表の目次もあるのが普通でしょ?)
一言でまとめるなら、目次に出てくるような人物の名前を既に聞いたことがあって、確かこんなことした人だよな、とわかる人なら楽しめる本だと思います。ま、ノーベル賞の名前くらいは誰でも知ってると思うから、その章は万人向けと言えるかも。*1
(この先はいつもの雑談さ。)
question:1139721751
そっか。今はあの養豚場、無いのか。大学時代の下宿はあの近辺だったから、風向きの悪い日にうかつにベランダの窓を開けると、あの田舎の香水のにおいが漂ってきたことを思い出す。(確かに、家賃は他の地区より安めで、特に僕の住んでいた下宿は大家さんのご厚意もあり特に安かった。)ま、僕いた頃から(十年前)、都市化の波が押し寄せてきてたからな。なんか、'95年から'05年あたりは、僕にとっても「失われた10年」だなぁ。
http://q.hatena.ne.jp/1210593290
数学についての知識(0の起源とか黄金比とか)を持っていることは教養
なら、量子力学的な考え方(物質を構成する量子は、粒子としての性質も波動としての性質も持っているので、観測しようとする現象に合わせて扱い方を変えればよい。*2)も、立派な教養になり得ると思った。